ベビーブームという言葉があった通り、世代によって人口には波があり時に一斉に高齢化がやってきます。問題はいくつかあるのですが、その中でも東京に済むシニア世代の賃貸住宅の問題は大きめのものです。働き盛りで東京を過ごし、賃貸を移り住みながら暮らしてきた人が、いざシニア世代になって年金では賃貸料がきつくなってきたりします。蓄えに余裕があればいいのですが、年金を充てにしていてそれが心許ない場合、東京に住み続けるのが困難になってくるのです。
田舎があればその選択肢もあるものの、完全に東京に出て来てもはやここが故郷という状態になっていると、それも叶いません。あとは子供や孫などをあてにするしかなく、なかなか難しい問題と言えるでしょう。シニア世代で東京に居続ける場合、一つの選択肢として公共住宅があります。格安の賃料で住めるため人気ですが、抽選で環境の悪い人でないと応募出来ないなどの条件があるため、何度も応募している人も多いのです。
ただ、それさえ当たってしまえば年金生活でなんとかやっていける環境に辿り着き、こうした安い公共住宅は一度入ったらずっと住んでいるシニア世代が多くいます。不健全な状態という訳ではないので、そうした選択肢もあるのでしょう。高齢になってあえて地方の賃貸を借りて移住するよりは、子供などが近くにいる場所で暮らしていき、助け合える環境の方がいいはずです。あまり知られていない部分もあるため、収入の問題があるなら調べてみるといいかもしれません。
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